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千手ヶ浜〜西ノ湖、森の守り神
奥日光の中禅寺湖。

紅葉の季節には毎年、航空写真の映像がテレビや新聞で紹介されている。
東武日光駅からいろは坂を登りに登ってバスで40分。
中禅寺湖が見えてくる。

地元の人たちは、日光市街地を「下」、中禅寺湖畔を「上」と呼ぶ。
「雲の上だから」
そう、ここはもう雲の上。
気温もだいぶ違う。

いろは坂から、中禅寺温泉経由で更に20分。
湖畔に近づいたり遠ざかったりしながら走り、戦場ヶ原散策の起点、赤沼で下車。
そこからはハイブリッドバスに乗り換える。
一般車の通り抜けができない森林の中を、窓を全開にしたバスがゆっくり進む。
目的地は、戦場ヶ原を尻目に、湖の西端、千手ヶ浜。
途中、バスは何頭もの鹿に見送られて、元気良く歩いているハイカーたちを追い抜く。

窓から入り込む風が透き通っている。
優雅な森林浴。
終点の千手ヶ浜に降り立った時は、1人だった。

5分歩くと、白い浜辺が静かに広がっていた。
湖が穏やかに揺れている。
浜辺から、左前方に男体山がその勇姿を見せている。

さて、更に西へと、歩こう。
西ノ湖を目差して巨木コースを2.7キロメートル。
私の前方をつかず離れず一定の距離を保ちながら歩いてくれる人がいた。

森の守神。

千手ヶ浜で出会った地元の人。
高山を通ってずっと歩いてきたとか。
息子さんは登山家で、地上ではなく雲海を歩き回っているが
自分は地元を散策するのが精一杯…などと話してくれた。

なんとなく自然に道連れとなった。

この季節、8月下旬はクリンソウは終わっていて、紅葉には早い。
訪れる人はまばら。
その人がいなかったら、私は巨木の中たった1人だった。
しかも、熊が出没するとの噂も。

常に距離を置いてまるで守ってくれるかのように歩いてくれたその人は
西ノ湖に着き、ひと休みしてまたハイブリッドバスのコースに交わる帰り路まで、
前方にいてくれた。

そして…分れ路。
お礼もそこそこにあっけないほど左右に別れて、しばらくして振り返ったら、もう消えていた。
路の向こう側の木に隠れたのだろう、と思いたいような。
森の中に消えてしまったとも思いたいような。

森の守神様。
道案内をありがとうございました。


ところで、西ノ湖。
森の中に隠れるような小さな小さな湖。
近くに寄ると、その付近だけ空に抜けるような開放感がある。
神秘的で、密やかで…
車の乗り入れができない分、気軽に入れない秘密めいた湖。

私は、好きな湖の一つだ。





posted by: masumi | | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
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